前回は『メジャーペンタトニックスケール』について解説しました。
今回はもう一つの重要なスケール『マイナーペンタトニックスケール』について説明します。このマイナーペンタについてはソロからベースラインまで本当に使われまくってる超重要スケールです。
たまに教則本を見ると指板上にいっぱい丸がついてる図を見ますが、あれはややこしくしてるだけで、実はこのマイナーペンタは2つの指板の形を覚えればどこでも弾けるようになります。
最後には実際のベースラインを例に上げて学習しながらベースの練習もしましょう!
それとメジャーペンタとマイナーペンタは同時に説明されることが多いのですがそれについても説明していきます。
前回
マイナーペンタトニックスケールを簡単に覚えて弾けるようにするコツ
マイナーペンタトニックスケールの簡単な覚え方
マイナーペンタトニックスケールの覚え方は3つあります。
- ナチュラルマイナースケールから2度、b6度を抜く
- メジャースケールの6度(ラ)からメジャーペンタを弾く
- そのまま覚える
これは単純に3番の そのまま覚える を採用しましょう。なぜかというと他の二つは回り道してマイナーペンタにたどり着くのでややこしいし、なにより覚えるのはちょっと練習すればすぐ覚えられるからです。
マイナーペンタで覚えるのは2つの形だけ
メジャーペンタのときもそうでしたがここで紹介する2つの形と、使われてる音を理解すれば指板上のどこでも弾けるようになります。結構よく見る指板上にいっぱい丸が書いてあるようなものは必要ないです。
下の指板上の数字は前回説明したとおりスケールの度数です。ド(1)、レ(2)、ミ(3)、ファ(4)、ソ(5)、ラ(6)、シ(7)、ド(1)ということです。1番はルート(Root)なので R を使っています。またベーシストにとって一番大切な音なので赤丸です。
下図はAマイナーペンタトニックスケールで、今回も覚えてもらいたい形は2つです。
指板上の形①
指板上の形②
この二つの形でルート(R)を移動させればどこでも弾けるんですね。だから指板上にいっぱい丸が書いてあるようなものは必要ないんです。
でも最低限、指板の音名は覚えなくてはいけません。超効果のある練習方法を紹介してるのでやってみて下さい。
『メジャー』ペンタトニックスケールと、『マイナー』ペンタトニックスケールは一緒!?
メジャーペンタトニックスケールを学ぶと大体言われるのが、メジャーペンタを6度から弾けばマイナーペンタになるよと言う話。例えばCメジャーペンタとAマイナーペンタは使われてる音は一緒だ、と言う話です。
これは『平行調』の話で、CメジャースケールとAナチュラルマイナースケールで使われてる音が一緒で、それはペンタトニックスケールの場合も同じです。なんで使われてる音が一緒なのに呼び方か変わるの?かと言うと、スケールの基本となる音(トニック)が変わるからです。これは文字で説明すると分かり辛いので動画も見てください(その説明からはじまります)。
なのでメジャースケールの6度(ラ)(ベースだったらルートの3フレット下)は並行調だ。ということは覚えておいて、スケール自体は別に覚えましょう!
グルーヴしながらマイナーペンタを弾いて楽しく覚えよう!
あとは動画のようにグルーヴしながら覚えたマイナーペンタのパターンを色々弾いて覚えましょう!!
読んでもらってありがとうございました!!
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