【実体験から】楽器練習に最適なヘッドホンはどっち?オープン型 vs 密閉型

ベース機材
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ベースの練習でヘッドホンを使う人は多いですが、
「オープン型と密閉型ってどっちがいいの?」
と迷う人は意外と多いと思います。

僕自身、
密閉型:Sony MDR-CD900ST
オープン型:Philips Fidelio X2HR
を実際に練習で使い比べてみて、「これは思った以上に違う…!」という発見がありました。

 

結論を先に書いてしまうと:練習、リスニング用→オープン型、バンド録音→密閉型です。

それはなぜでしょうか?実際の体験から書いていきます。

 

【実体験から】ベース練習にはオープン型と密閉型どっちが最適?

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まずは比較した2つのヘッドフォンについて

Sony MDR-CD900ST(密閉型)

日本のレコーディングスタジオの超定番

クセのないフラットな音

音の輪郭が明瞭で細かいノイズまで聴こえる


MDR-CD900STをサウンドハウスで見る

Philips Fidelio X2HR(オープン型)

音の広がりが非常に自然

全体がバランス良い

楽器の分離がよく、アンサンブルが立体的に聴こえる

長時間つけても圧倒的に疲れにくい

 

実際にベース練習で使って感じた「決定的な違い」

① 密閉型のMDR-CD900STは“細かいところまで見える顕微鏡”

  • ピッキングのアタック、フレットノイズ、低域の濁りなど非常に細かいところがよく聴こえるのでノイズチェックとかにもいいです。
  • 外の音が遮断されるので録音とかに向いていてプロのスタジオでもこのヘッドホンがよく使われます。
  • 聴いた感じは狭い閉ざされた部屋で音楽聴いている感じで、音が頭の中に“密集”して聞こえる(すべての楽器が近くに聴こえる)。音もハイファイな音なのでリスニングには向いてないです。
  • イヤーパッドが耳を押さえる形なので、長時間使っていると耳の疲労が大きいです。

 

② オープン型のX2HRは“スピーカーで聴いているような自然さ”

  • X2HRは十分に細かい音も聴こえます。
  • まさにオープンな空間で演奏してる感じです。演奏している空間がそのまま耳の中に広がる感覚なので楽しいです。
  • 音楽を聴いているときも各楽器の配置とかが立体的に聴こえるので気持ちいいです。
  • オープンの名のとおり外の音も聞えますし、自分の聴いている音も漏れます。だからノイズが多い公共の場所には向いてないです。
  • イヤーパッドが耳を包み込む形で身体的にも痛くない。

 

結論:練習用→オープン、バンド録音→密閉型

バンドでの録音・音のチェック → 密閉型ヘッドホン

密閉型が最も活躍するのが録音時です。ドラマーが隣でも自分の演奏がクリアーに聞こえます。

➡ ほぼ全プロ現場で、録音には密閉型を使用します。

メリット

細かなノイズやニュアンスに気づきやすい

外部の騒音を遮断しやすく、没頭して練習や録音ができる

低音の押し出し感が強く、迫力のある音が楽しめる

音漏れが少なく、周囲に迷惑をかけにくい

 

デメリット

長時間使用すると耳が疲れる

音の広がりや奥行きはオープン型より狭く感じる

 

普段の練習、リスニング → オープン型

メリット

音の広がりが自然で奥行きを感じやすい

音の分離が良く、ベースや他の楽器の定位が把握しやすい

長時間使用しても耳が疲れにくい

音楽鑑賞(特にジャズ/クラシック)にも適している

 

デメリット

周囲の音が聞こえるため、外出先や騒がしい場所では使いにくい

レコーディングには不向き(音漏れ・返りあり)

音漏れしやすく、隣に人がいる環境には不向き

 

おすすめのヘッドホン(オープン型)

僕が使っているヘッドホン Philips Fidelio X2HR

僕が実際に使っている Philips Fidelio X2HR ですが、まず音質が素晴らしいです。
安いヘッドホンだと低域が妙に強調されがちですが、このヘッドホンはフラットな印象で、ベースの音も自然に聴こえます。さらに音の広がりが非常に豊かで、細かいディティールまでしっかり確認できます。

また、手に取ったときの質感も高級感があり、作りのしっかり感を実感できます。個人的にはとても満足していて練習用・音楽制作用どちらでもおすすめです。

 

オーディオテクニカ ATH-R70x

次に紹介するのは、Audio Technica ATH-R70X です。
実は僕自身はこのモデルをまだ使ったことはありませんが、他の Audio Technica 製品を長年使っており、その精度や品質には非常に信頼を置いています。そして日本製!

この ATH-R70X は、僕が使っている Philips Fidelio X2HR と同じくらいの価格帯 に位置するハイエンドモデルです。そのため、音の分離やフラットさ、長時間使用時の快適さなど、音楽制作やベース練習にも十分対応できるヘッドホンだと思います。


サウンドハウスで見る

 

コスパ重視オープン型ヘッドホン AKG K240

予算が少ない方はこのヘッドホンをおすすめします。友達も使っていましたが十分な音質です。


サウンドハウスで見る

 

オーディオテクニカ ATH-AD500X

オーディオテクニカは僕はだいぶ信頼しています。


サウンドハウスで見る

 

おすすめのヘッドホン(密閉型)

Sony MDR-CD900ST

これはスタンダードのようなヘッドホンです。音楽制作もするなら持っていて間違いないヘッドホンです。


MDR-CD900STをサウンドハウスで見る

 

Sony MDR-M1ST(密閉型)

MDR-CD900ST の上位モデルとして登場した密閉型ヘッドフォンで、価格帯としては一段上になりますが、その分クオリティもかなり高いと評価されています。
CD900ST に比べるとレンジが広く、現代的な音源にも対応したバランスの良さが特徴。細かいニュアンスの再現力も高く、レコーディングや音源制作の現場でもよく使われています。

僕自身はまだ所有していませんが、長年 Sony の密閉型を使ってきた経験から、M1ST も信頼して良いモデルだと思っています。密閉型で「ワンランク上」を求める方には、有力な選択肢になるはずです。

サウンドハウスで見る

まとめ

ヘッドホンは単なるモニター機材ではなく、演奏の感覚や耳の育ち方を変える重要なツール です。

実際に両方使ってみて感じたのは…

✔ ベース練習にはオープン型が圧倒的に快適
✔ 密閉型は録音チェックに最強

ということでした。

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