エレキベースでアコースティックな音を出したい。。。
ジャズやモータウンに合う音が欲しい。。。
ナイロンワウンド弦の音ってどんなの?
コントラバスのあの何者にも代えがたい『アコースティックサウンド』が弾きたくて、なんとかならんかなと思いずっとフレットレスベースを探していました。そんな折に見た目もかっこいい80年代ESPのフレットレスベースを発見!早速試奏して、まあ、悪くなかったので中古で買いました!
なぜフレットレスベースを買ったかというとフレットのあるベースよりアコースティックなサウンドが出るからです。エフェクターで作ったサウンドはベースに関してはあまり好きではないので、エフェクターを使わずアコースティックサウンドが欲しかったわけです。
そして『フレットレスベースと、ナイロンワウンド弦の組み合わせ』に行き着きました。弦交換の際に今まで張っていたフレットワウンド弦と、ナイロンワウンド弦を引き比べてみました。まず、どんな音になったか聴いて見ましょう!
ただ、ナイロン弦のほうはトーン全開だとノイズが出たので絞ってあります(これは後で修理したので今はノイズないです)。なので、ナイロン弦は高音が少なくこもった感じに聴こえますが、これはそのせいである。と思ってください。その修理の記事はこちら。
さっそく動画を見てみましょう!
どうでしょうか?フレットワウンド弦も張りのあるいい音で好きです。ナイロンワウンド弦はちょっと粗めで、音の輪郭が若干ぼけてます。どちらがいいかは好みなんですが、実は色々違いがあるので、そこら辺を書いていこうと思います!
エレキベースでアコースティックな音を出す。ナイロンテープワウンド弦とフラットワウンド弦とを弾き比べてみた
ナイロンテープワウンド弦って何?
エレキベースの弦の種類で『ラウンドワウンド弦』と『フラットワウンド弦』があるのは知ってると思います。簡単に言うと、ラウンドワウンド弦はザラザラした普通に使われてる弦で、フラットワウンド弦はツルツルした弦です。
ナイロンテープワウンド弦というのは、弦の芯線にテープ(ナイロン)を巻きつけたもので、弦の色が黒かったり、白かったりします。普通にナイロン弦と言われたりもします。
ナイロンテープワウンド弦の音は、大人のアコースティックな音
ナイロンテープワウンド弦で弾くとアコースティックな音になります。なので、ジャズやモータウンのような音楽に合います。ロックの中で弾くと、若者の中に一人ダンディーなベーシストが混じってるみたいになるかも知れないです。まあ、音なので先入観に囚われず弾いてみるのもいいと思います。何より弦が黒いのでかっこいいっていうのもあるし。
ナイロンテープワウンド弦は、フレットレスベースの指板を削らない
フレットレスベースでラウンドワウンド弦を使っていると、弦がザラザラしているので徐々に指板を削っていきます。これが、フラットワウンド弦やナイロン弦なら、表面がツルツルなのでその心配がありません。
ナイロンテープワウンド弦は、弦アースが出来ないので注意
パッシブベースだと、弦から手をはなすと、ジーって言うノイズが出ることがあります。ナイロンテープワウンド弦だと、ナイロン加工されているので、弦に触っても手がアースにならず、ノイズが消えないことがあります。アクティブベースであれば、弦でアースをとらなくても大丈夫なので、心配はないですが。
僕の場合もノイズがのりました。ということで、導電塗料を塗る、ポットの交換で対処してノイズは消えました。
ベース弦のゲージに注意しよう
ナイロン弦はテンションがだいぶ柔らかいです。一般的な太さの050 – 105だと、テンションがだいぶ柔らかく、 60-115 で結構太いですが、この太さで普通のベース弦のテンションです。
柔らかくても、馴れれば大丈夫ですが、激しく弾きたい人は太めの方が違和感ないかな。
フラットワウンド弦と、ナイロンテープワウンド弦の違い
さて、話を戻します。フラットワウンド弦と、ナイロンテープワウンド弦のサウンドは大分似ています。ただ、弾き心地は全然違います。
フラットワウンド弦はテンションがきつい。
フラットワウンド弦はテンションが大分きついです。これは、ネックの弱いベースだとドンドン反ってきます。僕が昔持っていた、フェンダー77年のプレベは、日に日に反ってくるので、結局外しました。
それに比べ、ナイロンテープワウンド弦は大分柔らかいので、その心配はないです。
フラットワウンド弦は弦アースがとれる
前にも書きましたが、ナイロンテープワウンド弦だと、ナイロン加工されているので、弦に触っても手がアースにならず、ノイズが消えないことがあります。フラットワウンド弦は鉄製なので、触ればノイズは消えます。
これに関しては、ブリッジとかに触ればノイズは消えるので、アルミのテープかなにかで、なんとか自分の体と触れさせれば、ノイズは消えます。楽器の裏を這わせれば、見えないし。
ナイロンワウンド弦で選ぶならこの4種類!
色々考慮して、僕が使った感じではナイロンワウンド弦はやっぱりいい音で、僕が欲しかった音です。是非お試しあれ!
4つの有名メーカーがナイロンワウンド弦を販売しています。それでは紹介していきますね。
ちなみに、ナイロンワウンド弦だと、テンションが一般の弦に比べ低くなります。なのでゲージが太くしりします。
FENDER ( フェンダー ) / 9120 Nylon Tapewound Bass Strings
1番お手ごろな価格なのがフェンダーの弦です。
フェンダーの製品なので、悪いことはないでしょうから、とりあえず試しに使うのに良いかもしれないです。
La Bella ( ラベラ ) / 760N Black Nylon Tape 60-115
これは僕も使用している弦です。amazon の評価でも5つ星ですが、本当にいいですよ!
ゲージは、一般的な太さの050 – 105だと、テンションがだいぶ柔らかいです。僕の使っているのは 60-115 で結構太いですが、この太さで普通のベース弦のテンションです。
La Bella ( ラベラ ) / 760N Black Nylon Tape 60-115 をサウンドハウスでみる
D’Addario ダダリオ ブラックナイロンワウンド
DADDARIO ( ダダリオ ) / ETB92M ブラックナイロン をサウンドハウスでみる
ROTOSOUND ( ロトサウンド ) / RS88LD
ロトサウンドも有名メーカーですから悪くないです。僕も1度使いましたが、なぜか弾くとバズノイズみたいのがのり(ナットのサイズは合ってました)、弦が不良品だったのかな?と思いもう一度購入しましたが同じ症状がでました。弦のゲージはLa Bellaの弦と同じものを使ったのですが。。。
まあ有名メーカーの商品なので不良品ではなく、僕のベースと合わなかったのでしょう。音はよかったですよ!値段も手ごろ!
ROTOSOUND ( ロトサウンド ) / RS88LD をサウンドハウスでみる
余談 コントラバス、でか過ぎるんよ。。。
余談ですが、僕は、実はコントラバスを5年程弾いていた経験があるのです。コントラバス。良い音なんですが、でか過ぎて、持ち運び大変すぎるので辞めてしまいました。ちなみに知らない人のために写真のっけておくと、このくらいデカイです。
そう。身長よりデカイんですよ。想像してみて下さい。これを背負って歩き続ける人生を。。。笑
僕がベース一本で生きているベーシストであれば、それもまたいいですが、そういうわけではないので、エレキベースの軽さが。。。でも、コントラバスのあの音を。。。更にいえば、他の人と違うサウンドを。。。
フレットレスベースが欲しい方のために、購入の前の注意点を書きました。参考になれば。
小さい楽器で本物のコントラバスのような音を出せる楽器
まとめ
フラットワウンド弦と、ナイロンテープワウンド弦。どちらもサウンドは似ていて、僕の欲しかったものでした。ただ弾き心地と見た目 笑 の点で、ナイロンテープワウンド弦にしました。
でも、フラットワウンド弦の音もいいなあ。と思ってるので、後々戻すかも。