人と変わったベースを弾きたい。。。フレットレスベースいいかも。。
ジャコ・パストリアスのようにベースを弾きたい。。。
フレットレスベースって難しいっていうけど、初心者が始めても大丈夫かな?
フレットレスベースってかっこいいですよね。かっこいいけど、普通のフレット付きのベースに比べると難易度は格段に上がります。ここでは、フレットレスベースのメリット、デメリット。購入する前に注意して欲しいことなどを書いていきます。
とりあえず、フレットレスベースへのテンションを上げるためにジャコの動画を見ておきますか。
フレットレスベースのメリット、デメリット、初心者が買う前に注意すること
ベース初心者がフレットレスベースを買ってもいいか?
もちろん最初のベースからフレットレスベースでも良いです!でも、フレットが無いので、音程を自分でとらなくてはいけず、最初に地道な練習が必要になります。なので、楽器初心者であれば、バンドなどで弾けるようになるまでに、時間がかかります。フレットレスベース弾いてるけど、音程がメチャクチャだと、かっこ悪いですからね。
ロックバンドでベースを弾くなら、ベースの役割上、正直フレットレスにする意味もないので、フレット付きの方がいいと思います。ただ将来個性的なベースを弾きたいんだ!という目標があるなら良いと思います。
それでもフレットレスベースは、クラシックの弦楽器に比べれば断然楽!
バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなどのクラシックの楽器では、フレットがついていません。これらの楽器は音程を取るのが至難の業で、ちゃんと音楽を演奏できるまでに相当な練習量が必要になります。しかも、弓で弾くのでそのテクニックも必要になります。
フレットレスベースに関しては、音程をとる難しさは同じですが、弓で弾くわけではないので大分楽です。
そのように、ちゃんとした音程で弾くまでに練習が必要な楽器なんだ。という認識があって、それが、逆に特別で良い!っていう感じならば、初心者でも全然初めてもいいと思います。
バンドで弾けるようになるまでに時間かかると言ってもちゃんと意味のある練習をすれば、バンドのベースパートであれば半年で弾けます。
ただ問題点としてはクラシックの楽器では長い歴史の中で練習方法が確立していて先生も沢山いますが、フレットレスベースには演奏方法が確立していません。闇雲に練習しても全然上手くならないです。
ネックにフレットラインのあるものが良いか、ないものか?
次にネックにフレットラインがあった方がいいのか、無いほうがいいのか議論です。
最初に紹介した動画のジャコ・パストリアスのベースは上の写真を見てもわかるようにフレットのラインがありますがフレットレスです。自分でフレットを外して開いた溝をパテ埋めしフレットレスに改造したのでそのラインが見えるんです。あっ、でも上の写真はフレット有りのネックかも。。。
フレットラインは無くてもオーケー
上でも書きましたが、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなどのクラシックの楽器では、フレットがついていません。なのでちゃんと理にかなった練習をすればフレットラインは無くても全然問題ないです。ただ、クラシックの楽器を練習するような地道な練習が待ってます。
フレットラインのあるものだと、目に頼りがちになる
逆にフレットラインのあるものだとラインがあるのでその上を押さえれば弾きたい音程で弾けます。でもそれだと常に指板を見続けなければいけません。
変な話なんですが、フレットラインが無いと耳に頼って弾くのでいちいち指板を見なくても弾けるようになりますがフレットラインのあるものだと視覚で音をとるので最初は音程を出すのは楽ですがいつまで経っても見ながらじゃないと弾けない。ということもあります。
これは、TAB譜で練習した人が何年経っても楽譜が読めないどころか音名も分からない現象と若干似ているような、似ていないような。。。
結局フレットラインのある、なし、どっちが良いのか?
で、結局どっちが良いのかというと、うーーーーん。。。
フレットラインがあった方が初心者には音程感覚の目安がつくというメリットがあるのであった方がいいかなあ。。。うーーーん。。。
フレットラインなしと言っても、ネックの脇に白いマークがあるので、完全にわからないわけではないんですよ。なので、フレットラインなしでもいいと思うけど、うまくなる前に飽きちゃうんじゃないかという心配も。。。
もしくは、音程確認のために、もう1台安いフレット付きベースを買って、たまにそっちで弾くのもいいと思います。いずれにせよ、フレットラインなしは難易度が格段に上がりますが、ちゃんと練習すれば弾ける楽器なので、やる気次第!ということで!
フレットレスベースのメリット、デメリット
フレットレスベースのメリット、デメリットを書いていきます。
フレットレスベースのメリット
フレットレスベースで練習すると、音感がよくなる
フレットレスベースはフレットが無いので自分の耳で音程をとります。これが難しさの原因ですが、逆にそれがあなたの聴感を向上させます。
フレット付きだと、フレット押さえればその音が出ますがフレットレスは常に合ってる音か注意を払うので、音感が向上するんです。バイオリン奏者などの音程感覚が凄いのは音程の不安定な楽器で練習しているからです。
歌うようなベースが弾ける
フレットがあると音程が固定されてしまいますが、フレットレスだと自由自在。ベースで美しいメロディーが弾けます。
フレットレスベースのデメリット
デメリットは、
・弾けるようになるまでのハードルが高い
・指板がダメージを負うので、スラップに向いていない(弾けるけど、指板が気になる。。。)
フレットレスベースに合う弦、ナイロンテープワウンド弦の紹介
フレットレスベースにナイロン弦を張ると、アコースティックなダンディーなサウンドになります。
僕も張ってみたので、興味があれば読んでみて下さい。
さらに、小柄なボディーで、コントラバス(ウッドベース)のような深い音の出せる楽器も紹介しています。
まとめ
ということで、結果としては!
初心者がフレットレスベースを買ってもいいけど最初のハードル高いよ!
でも、ちゃんと練習すれば弾けるようになるから安心して!
初心者だったら出来れば安いものでもフレット付きのベースを1台持ってるとポジション確認なんかで楽!
という結論に至りました!
もっとコントラバスっぽい音が出したい人はこちら