なんとなくベースが弾けてきたけど、ソロが弾けない。。。
時にはジェームス・ジェマーソンのようなメロディアスなプレイで聴衆をうっとりさせたい。。。
そんな時に最初に挑戦してみたほうがいいのが「メジャーペンタトニックスケール」です。ペンタトニックスケールに関しては特に親しみやすいスケールなのでいろいろな情報を目にします。僕も目を通しましたがわかり辛い。と言うか簡単なものを分かりづらくしている。。。というのが僕の意見です。ということでこの記事では、ベース初心者でも分かるようにメジャーペンタトニックスケールの基礎知識や練習方法を紹介します。
メジャーペンタトニックスケールを簡単に覚えるコツ
メジャーペンタトニックスケールの基礎知識
まず「ペンタトニック」という言葉は、ギリシャ語の「ペンタ(penta)」(5つ)からきています。つまり、ペンタトニックスケールは5つの音から成り立っているスケールを指します。
ですので一口にペンタトニックスケールと言っても実は結構種類が多いです。一気に学ぶと混乱するのでこの記事で学ぶのはメジャーペンタトニックだけにします。
メジャーペンタトニックスケールは『ヨナ抜き音階』
メジャーペンタトニックスケールを覚えるのに1番簡単な方法は、メジャースケール(ドレミファソラシド)のファ、シを抜かせばメジャーペンタトニックスケールになります。このファ、シというのは ドレミファソラシド の4番目と7番目の音ですよね?なのでこのスケールをヨナ抜き音階とも言います。
このスケールで作られた音楽は古今東西めちゃくちゃあります。海外の古い民謡にも、日本の民謡にも多く使われていますし、今の流行りの音楽にも使われてます。そして未来も使われ続けるでしょう。それだけ僕たちに慣れ親しんだスケールということです。
例:桃太郎、夕焼小焼、蛍の光、アメイジング・グレイス
メジャーペンタトニックスケールを指板で確認しよう
まずはCメジャーペンタトニックスケールで指板を見てみましょう。ここでは代表的な2つの形を紹介します。
まず下の図の番号はスケールの度数です。ド(1)、レ(2)、ミ(3)、ファ(4)、ソ(5)、ラ(6)、シ(7)、ド(1)ということです。1番はルート(Root)なので R を使っています。またベーシストにとって一番大切な音なので赤丸です。
指板上の形①
- ルート(Root): スケールの基本音。ここから始まります。
- 2度(Major 2nd)
- 3度(Major 3rd)
- パーフェクト5度(Perfect 5th)
- メジャー6度(Major 6th)
指板上の形②
とりあえずこの2つの形を何度も弾きながら覚えてください。この時に注意するのが自分が今弾いている度数を常に意識するということです。上の指板の番号ですね。番号じゃなくてドレミで覚えてもいいです。これはこのスケールに限らず常に意識しましょう!
ルートの音をずらせばどのメジャーペンタトニックスケールも弾ける
この形を保ったままルート(赤丸)を他の音にずらせばその音のメジャーペンタトニックスケールになります。
オクターブ上(図の上の赤丸)までいったらそこから押さえ方①、②のどちらかを使えばオクターブ上まで弾けます。
他のコードを弾きたい場合、例えばEメジャーペンタトニックスケールだったら使っている音はE, F#, G#, B, C# で覚えるのが大変ですがこの形を知ってればすぐに弾けます。凄いですね。
つまりこの二つの形でルート(R)を移動させればどこでも弾けるんですね。だから指板上にいっぱい丸が書いてあるようなものは必要ないんです。
でも最低限、指板の音名は覚えなくてはいけません。超効果のある練習方法を紹介してるのでやってみて下さいね。
『メジャー』ペンタトニックスケールと、『マイナー』ペンタトニックスケールは一緒!?
ペンタトニックスケールについてちょっと調べた方なら聞いたことがあると思います。それは、、、
『メジャー』ペンタトニックスケールと、『マイナー』ペンタトニックスケールは一緒の音を使っている。と。。。
これは間違いではないのですが、この覚え方はややこしいです。この話はマイナーペンタトニックスケールのときに改めて書きますので、今回はメジャーペンタトニックスケールの練習に集中しましょう!
メジャーペンタ練習フレーズ
理屈が分かったところでメジャーペンタを使ったベースラインを練習してみましょう!コードが3つあるのでそれぞれのコードでメジャーペンタを弾きます。このベースラインはマーヴィン・ゲイのWhat’s Going On からヒントを得ています。
まとめ
今回は基礎知識ということで重要な2つを取り上げました。
2、2種類のスケールの形
次回は実際にベースラインを作りながら学んでいきますヨー!
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