前回の記事で基本の3つコードを見てきました!
そして今回はジャズコード編ということで8種類の押さえ方を紹介します。これが弾けると曲のコード進行を和音の響きで理解できるし、ソロにも役に立つというとても素晴らしいテクニックです。
コードを使った演奏のアイデアも紹介しています。
ベースでコードを弾こう!② 実際のコードの活用法
ヴォイシングは1度、3度、7度でリッチな和音を出そう
最初に簡単に説明すると『ジャズコード』と書きましたが、特にそういう名前はなくよくジャズで使われるのでジャズコードと書きました。それでこのコードの構成音が1度、3度、7度の音です。
前回は1度、3度、5度だったのですが今回加わるのが7度です。この7度が響きを豊かにするんですね。ではさっそくコードの押さえ方を見て行きましょう!!
E弦がルートのコードパターン
まずはE弦がルートで構成される4種類のコードを見ていきます。
構成音はルート、3度、7度の3音で、この7度が加わることによって響きが複雑になるんですね。
押さえ方は特に決まりはないので参考までにみて、押さえづらかったら自分の押さえやすい指使いでも大丈夫です(僕も状況の応じて変わります)。自分でいろいろ試して見ましょう。
図の番号はコードのルートから見た度数
下の図の見方ですが、番号はコードの度数です。ド(1)、レ(2)、ミ(3)、ファ(4)、ソ(5)、ラ(6)、シ(7)、ド(1)ということです。1番はルート(Root)なので R を使っています。またベーシストにとって一番大切な音なので赤丸です。
他の記事でも書いていますがルートから比較して何度を弾いているのか?は常に意識するようにしましょう。意識しないとベースラインもソロも自分で作れるようになりません。
押さえ方は1=人差し指、2=中指、3=薬指 4=小指で表記されています。
D弦がルートのコードパターン
今まで見てきたコードは全部E弦がルートでした。ということでここからはD弦がルートのコードを4つ紹介して全てです。
コード進行で練習してみよう
実際に覚えたコードを使って練習してみましょう。
|Ⅱm7 Ⅴ7|Ⅰmaj7 Ⅳmaj7|Ⅶdim7 Ⅲ7|Ⅵm7 |
Cメジャースケールで表すと、
になります。出来れば12キー全てでこれが出来ると最高です(難しいけど。。。)。
実際に今練習中の曲のコード進行を使ってもいいですね。
コードを実際の音楽の中でどう使うか?
お疲れ様でした!以上が基本のコードです。これまで紹介した8つのジャズコードが弾ければ色々なジャズの曲のコードが弾けるのでギターのようなバッキングも出来るし、自分で伴奏したものをループさせてソロの練習も出来ますね。ここは動画を見たほうが分かりやすいです。
ジャズギター風のバッキングを弾く
たまにはベースもギターのようなバッキングを弾くのもいいんじゃあないでしょうか?ちなみにトーンを絞って音をこもらせるとオルガンのような音でかっこいいです(僕は好き)。その上でソロを練習することも出来ます。
パームミュートでアルペジオを弾く
上で書いたようにベースはやっぱり低音なので音が濁りやすいです。なのでパームミュートで音を短くしてアルペジオを弾くと音がスッキリします。
ボサノヴァ風の伴奏を弾く
D弦ルートでボサノヴァ風の伴奏が弾けます。
ディレイをかけて全体を包むサウンドをつくる
ディレイをかけてコードを弾くと世界を包むベースの世界が出来上がります。
自分でコードを作ってみよう/ まとめ
ということで8種類のジャズコードを紹介しました。
自分で作曲していたりする人はもっと色々なコードを探して弾いてもいいですね。例えば Major7 を 6 にして見たり、SUS2 やらなにやら色々あります。ジャズは他にも色々なコードがあるし自分で作ってもいいです。更にルートの位置を1番下じゃなくて真ん中や一番上に転回したら可能性は莫大です。
ジャズの知識があまりなかったら練習と平行して理論も勉強しましょう!下のリンクでおすすめのジャズの教則本を紹介しています。では!
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