ジェームス・ジェマーソン(James Jamerson)は、モータウン・サウンドの心臓部を担った伝説的ベーシスト。彼のベースラインは、単なる低音の支えにとどまらず、メロディックでグルーヴ感に溢れ今なお多くのベーシストにとっての教科書です。
今回はジェマーソンのスタイルを習得するためにおすすめの楽曲を難易度別に紹介します。初心者が入り口として取り組みやすいものから、上級者向けの挑戦的な名曲まで段階的にステップアップしていきましょう!
関連記事


【難易度別】ジェームス・ジェマーソンのベースラインに挑戦!段階的に学ぶ名曲ガイド
必須!ジェームス・ジェマーソンのベースラインが載ってる本
練習前に紹介するのはジェームス・ジェマーソンの英語の書籍です(日本語版は希少でプレミア価格!)。 内容は半分が物語、半分が彼のベースラインの楽譜で構成されています。タブ譜はないものの、楽譜が読めなくても音符の黒を追っていけば音の上下が目で見えるので、なんとなくの流れを感じながら音楽と一緒に楽しめます。
DVDも出ています。
ちなみに楽譜が読めるようになりたい人のために動画を作ってるので興味があれば見てみてください。

🔰 初級編:シンプルなベースとシンコペーションに慣れる
The Temptations – Ain’t Too Proud To Beg
難易度:★★☆☆☆
ポイント:
- メロディックなフィルが随所に登場
- ルート離れした音使い(スケールとクロマチック)
- リズムの“後ろノリ”が求められる
練習アドバイス:
この曲からコード進行に対して自由にベースを組み立てる力が養えます。ジェマーソンはスコアに縛られず、即興的に弾くことが多かったので、耳コピでのトレーニングが特に効果的です。
ポイント:
シンプルな三和音とシンプルなシンコペーションを使用しています。
練習アドバイス:
ベースラインそのものは難しくありませんが、ニュアンスが重要です。ピッキングは指弾きで1フィンガー(通称「Hook」スタイル)を意識してみましょう。
Stevie Wonder – Uptight (Everything’s Alright)
難易度:★★☆☆☆
ポイント:
- メロディックなフィルが随所に登場
- ルート離れした音使い(スケールとクロマチック)
- リズムの“後ろノリ”が求められる
練習アドバイス:
この曲からコード進行に対して自由にベースを組み立てる力が養えます。ジェマーソンはスコアに縛られず、即興的に弾くことが多かったので、耳コピでのトレーニングが特に効果的です。
🔁 中級編:動きのあるラインに挑戦
Gladys Knight & The Pips – I Heard It Through The Grapevine
難易度:★★★☆☆
ポイント:
- メロディックなフィルが随所に登場
- ルート離れした音使い(スケールとクロマチック)
- リズムの“後ろノリ”が求められる
練習アドバイス:
この曲からコード進行に対して自由にベースを組み立てる力が養えます。ジェマーソンはスコアに縛られず、即興的に弾くことが多かったので、耳コピでのトレーニングが特に効果的です。
Four Tops – Bernadette (1967)
難易度:★★★☆☆
ポイント:
- メロディックなフィルが随所に登場
- ルート離れした音使い(スケールとクロマチック)
- リズムの“後ろノリ”が求められる
練習アドバイス:
この曲からコード進行に対して自由にベースを組み立てる力が養えます。ジェマーソンはスコアに縛られず、即興的に弾くことが多かったので、耳コピでのトレーニングが特に効果的です。
Marvin Gaye, Tammi Terrell – Ain’t No Mountain High Enough
難易度:★★★☆☆
ポイント:
- メロディックなフィルが随所に登場
- ルート離れした音使い(スケールとクロマチック)
- リズムの“後ろノリ”が求められる
練習アドバイス:
この曲からコード進行に対して自由にベースを組み立てる力が養えます。ジェマーソンはスコアに縛られず、即興的に弾くことが多かったので、耳コピでのトレーニングが特に効果的です。
ジェームス・ジェマーソン風のベースラインを弾く方法
ここまで弾けたら自分でジェマーソン風のベースラインも作れるはずです。

💪 上級編:ジェマーソンの神髄に触れる
Marvin Gaye – What’s Going On
難易度:★★★☆☆
ポイント:
- メロディックなフィルが随所に登場
- ルート離れした音使い(スケールとクロマチック)
- リズムの“後ろノリ”が求められる
練習アドバイス:
この曲からコード進行に対して自由にベースを組み立てる力が養えます。ジェマーソンはスコアに縛られず、即興的に弾くことが多かったので、耳コピでのトレーニングが特に効果的です。
Darling Dear – Jackson 5
難易度:★★★★★
ポイント:
- ジャズ的な音選び、コードアウトする動き
- サスティンとアタックのバランスが絶妙
- 通して“歌っている”ようなベースライン
練習アドバイス:
この曲ではベースが楽曲のもうひとつのメロディとして機能しています。拍の裏を意識しながら、歌に合わせるようにフレーズを組み立てる感覚を大切にしましょう。
Stevie Wonder – I Was Made to Love Her
難易度:★★★★★
ベーシストの Joe Dart が所属する Vulfpeck からジェームス・ジェマーソンのベースを可視化した動画が出ています。
Stevie Wonder – For Once In My Life
難易度:★★★★★
ポイント:
- 曲のセクションごとに全く異なるベースライン
- フィルの構築力とグルーヴの維持力が問われる
- リズムの崩し方、休符の妙技も学べる
ベーシストの Joe Dart が所属する Vulfpeck からジェームス・ジェマーソンのベースを可視化した動画が出ています。
練習アドバイス:
この曲はベース一本でセクションの構成感やドラマ性を出すことができます。まさにジェマーソンの職人芸が詰まった名演。フレーズ分析と反復練習をじっくり行いましょう。
🎵 最後に
- 耳コピ重視でフレーズのニュアンスを習得
- ハーモニーの理解とコードトーン+アプローチノートを意識する
ジェマーソンのベースラインは、譜面に書くだけでは捉えきれない「語り口」があります。それを身につけるには、彼が残した演奏を繰り返し聴き、真似て、感じることが何よりの近道です。
「歌うようなベース」を目指して、ぜひ名曲たちを弾きこんでみてください!
コメント