エフェクターをつないで憧れのあのバンドの音を手に入れた!
音がかっこよくて練習も楽しい!!
エフェクターを使っての練習は楽しいですが、上達が遅くなります。。。
アンプにコンプやリバーブがついている場合ついついエフェクターを使いがちです。なぜならその方が音が良くて弾いていて楽しいから。分かります。。。
でもそれだと実際は誤魔化した音になっています。コンプを使っていると音の強弱が抑えられるので上手く聴こえます。リバーブやディレイを使うとリズムがあやふやになります。
なので練習の時はエフェクターを使わないようにしましょう!たまーに遊ぶ時や練習の終わりにエフェクターを使って弾きまくるのはいいですが。楽しいし。
ということで、ここではなぜ練習でエフェクターを使ってはいけないのか説明します。
ベースの練習でエフェクターは使ってはいけない!!その理由を説明しよう
エフェクターを使うと上手に聴こえるだけだから
最初にも書きましたがエフェクターを使うとなんでも上手に聴こえます(なんでもってわけじゃないけど)。そうすると上手いような錯覚に陥るので上達しません。
楽器の練習は本番より不利な状況でやった方がいいです。エフェクター無しで上手かったら、エフェクターを通すとさらに上手く聴こえるだけです。
エフェクター別にどんな効果があるから使ってはいけないか見てみましょう。
練習でコンプを使った場合
コンプレッサーの働きは音量の大小のバラつきを整える効果があります。なので、音量が凸凹で弾いていてもコンプの力で平らに聴こえます。そうすると上手に聴こえるわけです。
これに慣れると『俺、上手くね?』みたいな幻想に囚われ実際の技術は上がりません。コンプ無しでは生きていけない体になります。依存症です。コンプジャンキーです(言い過ぎ)。
練習でリバーブを使った場合
リバーブは音に残響を与えるエフェクターですね。リバーブはエフェクターを使わなくても部屋によっては音が反響してしまう部屋もあります。練習は響かない部屋でやった方がいいです。
楽器は弾き方によって音を遠くまで飛ばせます。上手くないと目に前までしか音が飛ばなかったりします。小さなライブ会場で人が沢山いると、音が観客に吸い込まれてまったく響かないなどもあります(と言ってもこれはアコースティック楽器の場合ですが)。
こういうことが、常にリバーブを使っていると気付けません。いつも同じ弾き方になってしまいます。
音がすぐ近くで消えてしまう。。。
僕の体験談ですが、僕はある小さなコンサートでチェロを弾いていました。小さな部屋に沢山の観客。そこで、チェロを弾くと観客に音が吸い込まれてまったく音が反響しないのです。10センチ先で音が消えている感覚。
チェロなのでエフェクターを使ったりしませんが、いつも練習している自分の家に比べてのその響かなさ。。。しかし、隣で弾いているギタリスト(アコースティックギタリストで超絶上手い)の音はしっかり響いているのです。
そう、弾き方でどんな状況でも音は響かせられるのです。
このように音は弾き方や意識次第で、近くで鳴ってしまったり、遠くまで飛ばせたり出来ます。この感覚を知るためにもリバーブは使わないほうがいいです。部屋も出来るだけ響かない部屋で練習しましょう。
エレキベースは電子楽器なのでアコースティック楽器ほど繊細ではないのですが弾き方で音は全然変わりますよね。その音の変化をエフェクターでやらずにテクでやるともっとベースと仲良くなれるというか音を引き出せると思いますよ!
アコースティックの楽器で練習しよう
という理由で、『練習ではエフェクターを使わない』ようにしましょう!!
ギタープレーヤーは出来れば、エレキギターが好きでもアコギで練習した方が上手くなります。エレキよりアコギが難しいといいますが、それはネックが太いからとか弦が太いからとかだけではありません。アコギの方が音を響かせるの大変だし綺麗な音を出すのも大変だからです。
エフェクターはそれはそれで最高
しかしエフェクターを使うとさまざまな音作りが可能になり、それがアーティストやバンドの個性になります。ビートルズも5枚目のアルバム『ラバーソウル』からエフェクターを使い始めて、ビートルズサウンドが出来てきました。それ以降のアルバムはどれも最高!
でも、ビートルズはそれ以前にアコースティックの楽器で散々やってきたから、あんなにも上手いわけです。
練習とは別にエフェクターでの音作りにも挑戦したらいいと思います!!